ラウンドニュース
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081003-OYT1T00001.htm?from=navr
(読売)

大阪市浪速(なにわ)区の個室ビデオ店「試写室キャッツなんば店」で客15人が犠牲となった放火殺人事件で、逮捕された大阪府東大阪市加納、無職小川和弘容疑者(46)が放火して店外に逃げ出した後、個室に置いたままのバッグを取りに戻ろうとして店員と押し問答になっていたことが、府警浪速署の捜査本部の調べでわかった。

 府警は、小川容疑者が、残してきたバッグから自分の犯行とわかることを恐れ、証拠隠滅を図ろうとした疑いがあるとみて、犯行前後の行動を詳しく調べている。

 捜査関係者によると、小川容疑者は、個室内にあったティッシュペーパーにライターで火を付け、それを使って、下着などが入ったバッグに放火。煙が充満して怖くなったため、下着姿のまま、何も持たずに店外に逃げ出した。

 しかし、その直後、小川容疑者が「個室に荷物がある」と叫び、店内に再び戻ろうとしたため、店員が「危ない」と制止した。小川容疑者は店員を押しのけようとしたり、「頼むから」と懇願したりして数分間、店内に入ろうとしたが、その都度、店員に阻まれ、最後は、あきらめたように路上に倒れ込んだという。

 府警は、店外に飛び出したものの、バッグ内に身元を示す物などがあったため、焼け残って犯行が発覚することを恐れて取りに戻ろうとした疑いが強いとみている。

 小川容疑者は、店舗前の路上にいたところを駆けつけた浪速署員に見つかり犯行を認めたが、はじめは署員に対し、「たばこに火を付けた」「寝ていた」などと説明していた。府警は、バッグの隠ぺいに失敗したことから、とっさに失火を装ったとみている。

 一方、近所の人の話では、小川容疑者は競馬などのギャンブルにのめり込み、借金の督促を逃れるために転居を繰り返していた。同容疑者を同店に連れて行き、放火の巻き添えで負傷した知人は「(小川容疑者とは)2〜3日前に知り合ったばかり」と説明しており、府警は、犯行に至る経緯について詳しく調べている。



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