ラウンドニュース
http://mainichi.jp/select/world/news/20080929ddm007030067000c.html
(毎日)

米国務省高官は27日、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補が30日に韓国を訪問することを明らかにした。外交筋によると、同氏はソウルで金塾(キムスク)朝鮮半島平和交渉本部長と会談後、来月1日に北朝鮮の平壌へ入る。米国のテロ支援国家指定解除先送りに反発し、寧辺(ニョンビョン)核施設の復旧作業を行っている北朝鮮と直接交渉し、事態打開を図る。

 ヒル氏の訪朝は昨年6月と12月に続いて3回目。28日の米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、米朝対立の要因となった北朝鮮による核計画申告の検証問題について、同氏は北朝鮮側に検証計画を作成させ、6カ国協議議長国の中国へ提出するよう新たに提案する。

 北朝鮮からの検証計画提出を受け、(1)ブッシュ米大統領がテロ支援国家指定を暫定的に解除(2)中国が北朝鮮の検証計画受け入れを発表−−との手順を検討しているという。

 北朝鮮は指定解除前の検証協議に応じない姿勢を示すとともに、米国の検証計画が「威圧的」と反発してきた。

 このため、ヒル氏は北朝鮮側に検証計画を出させることで、検証形式や指定解除手続きについて妥協点を探るとみられる。

 ただ、未申告の核開発計画を調べるためのサンプル採取や、すべての施設への立ち入りなどを拒んできた北朝鮮が、米国側から求められている「検証の国際標準」に見合う検証計画の提出に応じるかどうかは不透明だ。米国は核施設の再稼働回避を優先して、検証方法で譲歩を迫られる可能性もある。

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