米国のライス国務長官は5日夕、リビアを訪問し、同国の最高指導者カダフィ大佐と会談した。米国務長官のリビア訪問は53年のダレス長官以来55年ぶり。レーガン元大統領がかつて「中東の狂犬」と呼んだカダフィ大佐との会談後、ライス長官は「米国とリビアは好スタートを切った」と述べ、両国関係が「新時代」を迎えたことを強調した。
ライス長官は会談後の会見で、両国間の貿易・投資環境の改善を目的とした枠組み合意に向け、協議していることを明らかにした。リビアからの留学生受け入れなど教育・文化交流協定にも近く署名するという。
米国は79年にリビアをテロ支援国家に指定。リビアは国際的に孤立した。しかし、カダフィ大佐はイラク戦争開戦後の03年、大量破壊兵器の廃棄を宣言し、敵対姿勢を転換。米国は06年にテロ支援国家指定を解除し、国交を正常化していた。
ライス長官のリビア訪問には、イランや北朝鮮に核計画廃棄を促す狙いもある。ロイター通信によると、長官は「米国は方針転換した国に対し、対応する用意がある」と語った。
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